2020年の車中泊の旅は楽しくてワクワクする体験の連続だったと感じます。1年間のうち230泊以上をキャンピングカーで過ごし、日本中を旅してきました。旅の間は荷物を最小限にとどめつつ、様々なことに使える便利グッズであったり、必要不可欠な車中泊グッズをしっかりと使うことで、快適なバンライフを実現できたと思っています。
バンライフを始めるとき、どんなアイテムが必要か判断するのは難しいです。ですので、初心者の方に役立ち、なおかつすでに車中泊を楽しんでいる方にも新しい発見となるアイデアをお届けしたいと思っています。
今回のブログ記事では車中泊に必要不可欠であり、今のバンライフをもっと快適にしてくれるおすすめのアイテム45個をご紹介します。
快適な睡眠には上質なスリーピングマットが最も大事なアイテムの一つです。
コールマンには、様々の車のサイズに合うマットレスがあり、希望のサイズを見つけるのに最適だと思います。注文の前には必ず、車内の大きさを測っておきましょう。
私たちの場合はバンを丸ごと改造し、自分たちのバンに合うサイズのベッドが必要になったので、日本のソフトプレン社からマットレス用のスポンジをオーダーして、自作のスリーピングマットを作りました。スポンジ専門店ソフトプレンは自分の欲しいサイズのスポンジを特注でオーダーすることができます。
私たちがどうやってスリーピングマットを作ったのかはこちらのブログから見られます。
寒い夜に体を温めてくれる寝袋は、片づける際とても小さくなるので、収納スペースが限られているバンライフにはもってこいのアイテムです。
日本のNANGA社の寝袋はとても品質が高いのでお気に入りです。最近、冬用にマイナス5度の中でも快適に眠ることができるとされているUDD 380DX NANGAというモデルの寝袋を買いました。NANGAには様々な温度に対応した寝袋のモデルがあります。
夏には、暑さや蒸れなどに対応したモデルを使い、薄い毛布で代用することもできます。
良い枕も快適な睡眠には欠かせません。車の中で過ごすときのクッションとしても使える物を選ぶと便利です。
使わない時はコンパクトに折りたたむことができるサーマレストの枕は車中泊にとてもおすすめです。サイズやカラーも豊富にあります。
これは毎日使うことはないかもしれませんが、騒音が気になる場所で寝なくてはならない時もあるので、念のために持って行ったほうがいいと思います。私たちは大体、2週間に1度ほどの頻度で使っています。
車の出入りが多い道の駅では特に必要になる可能性が高いです。トラックが夜間駐車してエンジンがかけっぱなしになっていたり、そもそも車通りが多い場所にあったり、若者が集まって騒いでいる場合があるからです。
街灯が近くにある車中泊スポットの場合、常に明るくて寝られない場合が多いので、アイマスクが大活躍します。
多くの電気を蓄え、好きな時に使うことができるポータブル電源は、太陽光を電気に変える発電機(ソーラーパネル)や、車についているシガーソケットから充電できます。主にスマホやノートパソコン、カメラなどすべてのデバイスに電気を供給することができるため、車中泊グッズの中ですごくおすすめです。様々なブランドがありますが、私たちのおすすめは日本でも購入することができるEcoFlowです。
おすすめの理由No.1は急速充電です。EcoFlowのバッテリーはなんといっても約1時間で0%~80%まで充電できるのが魅力。急速充電ができないものだと、私たちが前に使っていたJackeryというブランドのバッテリーは充電におよそ8時間もかかりました。
私たちはずっとキャンピングカーで旅をしているので、ポータブル電源を充電するために毎回家に帰ることができません。途中にあるカフェやガソリンスタンド、温泉などで充電する機会があれば、1時間ほどでEcoFlowのバッテリーが満タンになってくれるのでとても助かっています。
バッテリーの充電が満タンだと私たちの場合、約3日分の電力を供給してくれます。(注意:オンラインで仕事をしていて、ノートパソコンを多く使用しているので電力の消費は多いほうです。)
EcoFlowのもうひとつの特徴は、ドライヤーや電子レンジなどの高ワット数の機器にも対応していることです。
インバーターを車のシガーソケットに差し込むことで、運転中にバッテリーを充電することができます。
私たちは主にバンの屋根に設置されたソーラーパネルを介してEcoFlowを充電しているので、エンジンが掛かっている間に他のノートパソコンやスマホ、カメラなどを充電しています。
ヘッドライトを使えば、夜の暗い中で作業する際に両手を自由に使えてとても便利です。
車中泊を始めてから6カ月以上もの間、ヘッドライトを持っていなかったのですが、一度手にするとその便利さに驚いてしまいました。
私たちはGENTOSというブランドのヘッドライトを使っていて、単三電池1本で約7.5時間も使用できます。
車両の電力を消費する照明に頼らないことも、バンライフをする上でかなり重要になってきます。車両の照明を長時間つけっぱなしにしていると、出発する朝の時間に車のバッテリーが使えなくなるリスクが上がります。そうなると、かなり面倒なことになりますよね。
スノーピークの小型ランタンは、コンパクトサイズで電池が長持ちなので気に入っています。バンの中においても場所を取らず、ライトについているマグネットで金属にくっつけておくこともできちゃう車中泊グッズです。
バンの内装に使う主な照明は、天井に両面テープで貼り付けた3つのLEDライトを使っています。それぞれのライトに単三電池が3本(私たちの場合は充電式を使用しています。)必要で、週に一回程度電池を交換する必要があります。
電源タップはキャンプ場やカフェなどで充電する際にとても役立つアイテムです。
電源タップがあれば、複数の機器を同時に充電することができるので、時間の節約にもなります。
夏場の車中泊に蚊よけネットは必須です。(蚊に刺されるのが好きな人以外は!)
フロントのウィンドウには、伸縮性のある蚊よけネットを使用し、バックドアやスライドドアには自分たちでカスタムした蚊よけネットを使っています。
夏の車中泊の蚊対策についての詳しいブログはこちらから。
夏場に車中泊を楽しむなら、蚊取り線香は必需品です。私たちはキャンピングカーの中と外、両方で使っています。
夏は外で料理することも多いので、車内に戻る前に蚊取り線香をつけ、20分ほど待って蚊がいなくなったのを確認してから、すべての蚊よけネットを閉めるようにしています。外で焚火をするときも、近くに蚊取り線香を置くようにしています。
キャンピングカーにエアコン(クーラー)がないので夏の間は毎日この扇風機を使って涼んでいます。
この扇風機はUSBで簡単に充電できて、MAXまで充電すれば一晩中使用することも可能です。蒸し暑い日本の夏には、これがあるのとないのとでは大違いでした。
湯たんぽがあれば、ストーブがない冬の寒い夜でも暖かく過ごすことができます。湯たんぽを使う上で私たちが大切にしていることは、外が暗くなり寒くなってしまう前にお湯を沸かすことです。
最悪なケースは、キャンピングカーの中を暖房で暖かくしておいたのに、湯たんぽのお湯を沸かしに外へ出た時、車内の暖かい空気がすべて逃げてしまうことです。
金属やプラスチックの形が変わらない湯たんぽより、折りたためるゴム製の方が使わないときに場所を取らないのでおすすめです。電力を節約したい車中泊の生活をしている私たちには、電気毛布より湯たんぽの方が合っています。
冬場に車中泊をする予定の人には、熱反射フィルムをぜひおすすめしたいです。自作をするか、既製品をネットで購入することが可能です。
使い始める前に他の人が使っているのを見ても、どうもその効果を信じることができませんでした。しかしどうしても外が寒くて仕方なくなってきたので、DIYで窓用のカバーを作ってみました。すると、思った以上に熱を閉じ込めてくれて、かなりの違いを実感しました。
以下の動画では、私たちがDIYで窓用の熱遮断フィルムを作っている様子を見ることができます。
キャンピングカーの中で料理や、お湯を沸かして暖かい飲み物が飲みたいなら、カセットコンロが断然おすすめです。
私たちのキャンピングカーには2台のカセットコンロがあります。私たちのお気に入りのカセットコンロは「Snow Peak HOME & CAMP Burner Stove」です。たくさんのYouTube視聴者さんからおすすめしていただき、購入しました。実際に使ってみて、品質の良さに驚いています!
また「イワタニ カセットフー 達人スリム」はとてもコンパクトなので、我が家のキッチンテーブルにもピッタリ収まりとても重宝しています。
コンロの炎を風から守ってくれる防風板は車中泊にとても便利なアイテムです。風が強いと炎が小さくなり火力が減ってしまいます。そうすると、ガスを余計に使ってしまうのでもったいないです。
風の強い日にはお湯を沸かすのに20分ほどかかることもありましたが、防風板を使うことで同じ条件でもたったの5分ほどでお湯を沸かすことができます。
私たちはできるだけ外で料理をするようにしています。車内で調理したいのですが、車内の空気をすこしでも換気し忘れガス漏れが起こってしまった場合の危険性を考えてのことです。
こちらの高品質な魔法瓶は最大8時間も飲み物を暖かく保ってくれます。コーヒーを毎朝作る人には特におすすめです。
この魔法瓶は漏れも全くなく、もし倒してしまっても蓋があるので、コーヒーをこぼす危険性がかなり低いです。
夏の間は冷たい飲み物でも、温度を保ってくれます。
車中泊中に車内で料理や、食事をしたいならお椀とお皿があると便利です。
私たちのおすすめは、壊れにくいプラスチック製かホーロー製のものです。ガラスや陶器で作られた食器は、運転中や食器を洗っているときに割れてしまう可能性があります。
私たちは、コールマンというブランドのボウルやお皿を使っていますが、ここの食器は品質が良くお手入れも簡単です。
良いカトラリーセットを一人一つだけ持っていると、とても便利なのでおすすめです。もともとスプーンやフォークをたくさん持ってきていたのですが、まったく使わずに貴重な収納スペースを埋めているだけでした。下のスノーピークのカトラリーと箸のセットは、キャンピングカーで旅をする方々に人気があります。
自炊やコーヒー、お味噌汁などを作るときにお湯を沸かしたいなら、使いやすい鍋やフライパンのセットが必要になってきます。
最近では、鍋の中に他の器具もコンパクトに収納できるものも増えてきています。私たちは、それぞれ鍋、フライパン、ケトルを1個ずつ持って行っています。
コーヒーは自分で作った方が、節約にもなりますし、自分の好みの味を作ることができます。(私たちはいつも豆乳を使っています!)
私たちはコーヒーが大好きで、毎日このシリコン製のコーヒードリッパーを使って作っています。シリコン製なので、柔軟性があり、小さく折りたためるので収納も簡単です。
このバケツは水道が使えないときの汚れた食器入れとして日々使っています。
バケツの中に食器を入れておけば、洗い場までたくさんの食器を一度に運ぶこともできます。
このバケツもシリコン製で、収納時には小さく折りたためます。
料理のするときや、飲料水を持ち運びたい場合は、こういったタンクが使えると思います。
私たちは、10リットル入る容器を持ち歩き、キャンプ場や公園でいつも満タンにしてから旅に出ます。
この水は、飲み水やお茶、コーヒー、ご飯を炊く時などに使っています。10リットル入れられる水のタンクは、2人で約2日分の量になります。
一度開封すると腐りやすい食べ物の残りや、使いきれなかった食材の保存にこの容器が役立ちます。
私たちは夜ご飯を作る際、次の日のお昼分も作るようにしています。時間がないときや、移動中でもパッとお昼を食べられるため、時間とお金の節約になります。
スーパーで買ったソーセージなども、パッケージから出して、この保存容器に入れて冷蔵庫で保管するようにしています。
旅の最中、天気が良い時は外に座る機会が多いと思うので、椅子を用意しておくといいでしょう。
旅に持っていく椅子は、座り心地がよく、軽くてコンパクトに収納ができるローチェアタイプがベストです。
私たちはこんな感じのコンパクトチェアが好きです。他の車中泊をしている方々も使っているのを見かけるので、人気があると思います。
小さなアウトドアテーブルは、車中泊の旅でキャンプ場に泊まる予定がある場合におすすめです。自分の好きな場所で、綺麗な天気と景色を楽しみながら外で食事することができます。
このコンパクトテーブルは、使わないときはコンパクトに収納ができますし、ランタンスタンドもついているので気に入っています。
決して大きなテーブルではありませんが、テーブルの大きさと車内での収納スペースのバランスが私たちには最適でした。
焚き火でおいしい料理を作れるのは、キャンプの醍醐味の一つですよね。冬の間は寒くなった体を温めるのにも最適です。
このタイプの焚き火台はコンパクトに収納できるので、車中泊キャンパーの間でも人気です。
キャンプ場に泊まる時、タープは炎天下の日差しや、突然の雨から身を守る良い方法の一つです。
これは日本で大人気のキャンプブランド「OGAWA」から発売されているタープです。サイズが豊富なので、車の大きさに合わせてタープを選ぶことができます。
そして、吸盤を使って車の側面に取り付けることができます。このタープは焚火をするときも、キャンピングカーの横に雨を凌いでくれる空間を作ることができます。
OGAWAのタープは高価なものですが、何年も使うのであれば良い投資だと思います。
夏場にキャンプ場に滞在する予定があるなら、物干しロープは特に便利なアイテムです。
手洗いで洗濯した服や、濡れたタオルを干すために買っておいて損はないでしょう。
お風呂や温泉に行くとき必要となる持ち物を運ぶために毎回使うことになるので、車中泊の生活には丈夫で耐久性のある洗濯袋が必要不可欠です。
私たちは歯ブラシ、歯磨き粉、ヘアブラシ、洗顔料、フェイスタオル、シャンプー、リンス、カミソリ、デオドラント、ボディーソープなどを入れています。
ルースはメイクアップ用の小さな袋を別に持っていきます。
タオルは車中泊で絶対に忘れてはいけないアイテムです。
220泊もの車中泊をする中で、様々なタオルを使ってきましたが、私たちのスタイルに合うものがやっと最近分かりました。
この小さく速乾性のあるタオルは、まず場所を取りません。温泉に行った後に車内の運転席スペースにさっとハンガーで吊るせるので、とても満足しています。
朝になると、太陽の光で運転席スペースが温まり、タオルがよく乾きます。タオルは12枚(各6枚)購入し、温泉に行くたびに綺麗なタオルを使っています。
化学製品が環境に悪影響を与えてしまう場所で洗濯やシャワーをするときは、生分解性のシャンプーや、ボディーソープ、洗濯洗剤がおすすめです。
ニュージーランドに拠点を置くEthique社の製品は、環境に対する強い倫理観を持っているので、気に入っています。製品が全て固形になっているので、自然の中で安全に使用できて、なおかつプラスチックの廃棄物を減らすことができます。
初めての場所へ旅行する際、出発前にスマホやカーナビで道順を設定しておくことが重要です。このスマホホルダーは吸盤が非常に強力で、運転中もスマホをしっかりとホールドしてくれます。
使って1年ほど経ちますが、耐久性も落ちず、おすすめの商品です。
財布、スマホ、名刺、メガネ、ガム、地図などが入る小さなバッグは持っておくと便利です。
最近ウエストバックを使い始めたのですが、貴重品や頻繁に取り出す物を安全に持ち運べて、なおかつ場所を取りません。私たちがキャンピングカーで車中泊の旅を始めたころは、2人とも大きなリュックを背負って行動していたので、とても邪魔でした。
North Face から出ているこのバッグが大きさもちょうどよく、たくさんポケットもついているので気に入っています。
こちらの電池式デバイスは、車の中の温度や湿度、時間まで表示してくれる、ありがたいアイテムです。
毎日これを使って温度を確認し、運転する時の道の状況などを把握するのに使っています。(道が凍っていそうか、など)
寝ている間、車内が結露してしまい、湿気やカビの原因になってしまうことがあるので、私たちは車内に除湿器を置くことを強くおすすめします。
私たちの車内には常に3台の除湿器があり、2台は後部に、1台はタオルを掛ける運転席のエリアに置いています。
除湿器は一年中必要ですが、湿度が非常に高くなる夏場は頻繁に交換してしっかり湿気を吸ってくれる状態にしておきましょう。
クロックスはドアのステップあたりに収納しておけば夜、駐車場のトイレにさっと行くことができるので、車中泊の生活ではかなり便利なアイテムです。
ひもや留め具などがついていないので、手間なく脱ぎ履きができます。
私たちは日中、普通の靴を履いて、夜になったら助手席の床に収納してから、ちょっとした移動に使えるクロックスに履き替えています。
車内を綺麗に保ちたいなら、掃除用のブラシとちりとりは必須です。
車内で靴を履いていなくても、様々な原因でほこりや汚れがたまることは避けられません。
私たちは毎朝、車内を整理して床を掃いています。
長期の車中泊をする予定があったり、釣りなどで道具をたくさん持ち運ぶ人だったり、カップルで旅行する予定がある人たちには、ルーフボックスがとても役に立つと思います。
私たちが使っているルーフボックスには、焚き火台、タープ、テーブル、椅子、釣り道具、テント、ハイキング用バックパック、ハイキング用ブーツ、工具箱など、たくさんのキャンプ用品が収納されています。
車にルーフボックスを追加する場合、室内の駐車場やレストランのドライブスルーに入るさい、高さの問題があるかもしれないので、ルーフボックスを入れた車高を把握しておくことが大切です。
このルーフボックスは日本ブランドのINNO社のもので、とても満足しています。
ルーフボックスを設置している様子や方法は以下の動画で紹介しています。
車中泊の最中にインターネットを多く使うとなると、ポケットWiFiが必要になってきます。
携帯電話は5GBのデータ容量で契約していますが、YouTubeを観たり、家族にスカイプしたり、オンラインで仕事をしているのでそれでは足りません。
私たちは、FUJI WIFIという会社のポケットwifiを利用しています。(ソフトバンクのネットワーク経由)かなり高めのプランなので、WiFiの通信料がそこまで必要ないのなら、他にもっと安い選択肢があるかもしれません。
一人旅や長期間の旅行を計画している場合は、タブレットやKindleを持っていくと、夜の時間をより楽しむことができます。
タブレットは場所を取らず、インターネットの閲覧やYouTube、Netflixなどの動画視聴にも使えます。また、Kindleでは電子書籍をダウンロードすることができます。私たちは紙の本が好きなのですが、車中泊の旅ではたくさんの本を運ぶのに十分なスペースがありません。
Amazonでは、有名な作家様の本を安く手に入れることができるキャンペーンなどを毎日やっています。
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