2020年1月、夢のキャンピングカーを自作する為にヤフーオークションで日産キャラバンを購入しました。私たちがとにかく一番最初にやりたかったのがボディの塗り替えでした。日産キャラバンの車体はホワイトかブラックが主でした。私たちの愛車をもっとユニークなデザインにしたかったので今回DIYで塗装してみました。
最初はお金を払ってカーショップにボディの塗装をお願いすることも考えました。でもかなり高額になりそうだったので、自分たちで塗装に挑戦してみることにしました。インターネットで車の塗装方法を調べて、塗装に必要な材料を全て用意しました。
早朝のかなり早い時間から二人で塗装作業を始めて夕方には作業を終わらせることができました。画像を見てもらえれば分かりますが、ルーフにソーラーパネルを増設することにしたので、その下は色を塗ってもよく見えません。なのでソーラーパネルの下になる部分には塗装しませんでした。ルーフも塗装すると1日では終わらないかも知れないので注意して下さい。
最初はボディ全体をブルー一色にするつもりでした。でも塗装していたら偶然に”空に浮かぶ雲のイメージ”の模様ができてかなり気に入ったので、塗り直しはせずにそのままにしました。同じデザインがどこにもない個性的なカラーリングに仕上がったキャンピングカーは私たちのお気に入りです。
このブログポストでは、あなたの愛車を自分で塗装する時に必要な手順や材料、そしてかかる経費をご紹介します。
まずはサンドペーパーで塗り直す部分の塗装をはがします。600番と1000番のサンドペーパーを使って2回、塗装をはがしました。最初は600番を使い2回目は1000番を使いました。サンドペーパーは水に濡らさなくてはならないので、サンドペーパーブロックと水を入れたバケツを用意すると作業がはかどります。
サンドペーパーを掛けたあとのホコリや塗料を洗い流すのが次の作業です。カーシャンプーできれいに洗車しましょう。私たちは値段の安いカーシャンプーとスポンジを使って、その後で車全体を水ですすぎました。
洗車後にもう一度、目の細かいサンドペーパー(1000番)をかけてボディの金属面を滑らかにして塗装の準備をします。正直サンドペーパーでの作業は大変です。キャラバンを2人でして2〜3時間かかりました。
サンドペーパーをかけた後はカーシャンプーとスポンジでもう一度洗車してホコリや塗装を落としましょう。
車体の塗装で一番時間がかかる作業です。窓やホイール、ミラーなど塗装したくない部分を新聞紙とマスキングテープでカバーします。新聞紙とマスキングテープを想像以上に使いますから、作業前の見積もりよりかなり多めに準備しておきましょう。私たちは結局、2回もマスキングテープを使い切ってしまったので、買い物でかなり時間を無駄にしてしまいました。
マスキングテープを必要な場所に全て貼り終わったらシリコンオフスプレーで車体のオイル汚れなどを取り除きます。私達は2缶のスプレーを使い切りました。スプレーはすぐに乾燥するので、ほとんど待たずに次の作業に取りかかる事ができました。
プライマースプレーで塗装の下塗りをします。下地を作って塗料の密着性を高めるのはとても重要な作業です。プライマースプレーで車体に2回下塗りをしましたがすぐに乾きました。
私たちが使ったのはアサヒペンの塗料です。スプレー缶を車体から50cmほど離して、軽くスプレーするのが上手く塗るコツです。3~4回程度は重ね塗りをしますから、毎回軽くスプレーする程度の塗り方で大丈夫です。塗り重ねるたびに色が濃くなって下地の色は見えなくなります。
一度に塗りすぎないように注意して下さい。塗りすぎると塗料が垂れてきて見栄えがとても悪くなってしまいます。私たちは 3缶のスプレーで車体を塗り終わりました。でもボディ全体を一色で塗り終える考えなら、見積もりより多めに塗料を買っておくことをおすすめします。
塗装の液垂れがあったり滑らかに塗装できていない部分があったら、目の細かい 1200番 のサンドペーパーをかけて問題のあった部分を修正できます。塗装に問題がなければこの作業は必要ありません。幸い私たちの塗装では問題が起きなかったので、この作業は行いませんでした。
塗装の仕上げにはツヤ出しや塗装がはげるのを防ぐためにクリアー塗料を塗ります。私たちはクリアー塗料を1缶を使いましたが、とても早く乾きました。
マスキングテープをはがすのは、貼るときよりも断然早く終わりますよね! ゴミがたくさん出るので、何枚かゴミ袋を用意しでゴミを全部まとめて捨てられるようにしておきましょう。
マスキングテープをはがした後は最後の仕上げにコンパウンドを塗ります。ポリッシュすると車体がきれいに輝きます。車体表面の塗装が滑らかになっていない部分を取り除けますし、元々の塗装と新しく塗装した部分を馴染ませることもできます。私たちはコンパウンドスポンジで車体にコンパウンドを塗りました。
コンパウンドを塗った後はマイクロファイバークロスで車体を拭いて、余分なコンパウンドを取り除いて、きれいなツヤだけを車体に残しました。
塗装には2人で9時間ほどかかりました。とても大変な作業だったので一日が終わる頃には二人ともぐったりでしたが良い経験になりました。愛車を自分で塗装したいと考えているみなさんに、私たちが実際に作業してみて気がついたコツやヒントを紹介します。みなさんの作業の参考になれば幸いです。
サンドペーパー 330円
サンドペーパーブロック 110円
カーシャンプー 110円
スポンジ 110円
シリコンオフスプレー 721円×2=1442円
プライマー 1322円×2=2644円
塗料 721円×3=2163円
クリア塗料 862円
コンパウンド 799円
コンパウンドスポンジ 386円
マスキングテープ 110円×6=660円
マイクロファイバークロス 110円
総計:9726円
お金を払ってカーショップにお願いするよりもずっと安くあがりました。お金があまりかからず塗装の仕上がりも良かったのでとても満足しています。
このブログが愛車の塗装を計画されている方の参考になれば幸いです
※ このページで紹介されている商品を購入すると、売上の一部が Bappa Shota に還元されることがありますが、それによって購入者の方が負担する金額が変わることはありません。