ヘッドライナーの改造は、車内の印象をガラッと変えてみたい人におすすめです。ヘッドライナーに好みの布地を選んでカバーを掛けてみませんか?作業の所要時間は約5時間ほどで、出来上がりが想像以上だったのにはびっくりしました。バンライフで出会った多くの人たちがヘッドライナーにコメントしてくれていますが、みんな気に入ってくれたみたいです!
私たちのキャンピングカーのテーマは中米コスタリカのジャングル。緑の葉の布地で覆われたヘッドライナーは私たちが思い描いた通りの内装を演出してくれたと思います。このブログではヘッドライナーをカバーする作業の手順を丁寧に紹介します。さらに、全体の作業でどれくらいの費用がかかったのかもご紹介します。
ここからは、ヘッドライナーに布地のカバーを付けるやり方を、ステップごとに説明します。
車内のヘッドライナーを取り外すのが最初の作業です。ヘッドライナーは色々な部品で固定されているので、一つ一つネジを外していかなくてはなりません。ミラー、アシストグリップ、サンバイザーなどかなりの数の部品です。無くしたり取り違えないように、それぞれの部品とネジはごっちゃにせず、一組づつビニール袋に収納するのがおすすめです。部品に使うネジを他のネジと取り違えると、後でもう一度取り付ける時にとても苦労して大騒ぎになってしまいます。全パーツを取り外すと次にヘッドライナーを車体から取り外す。いくつかのピンで止めてあるだけなのでピンが取り付けてある部分を少し力を入れ引っ張ると取り外せます。この時に注意なのがむやみに引っ張らない。しっかりピンがどこにあるのか確認しピンがある部分を引っ張ると壊さず簡単に取れます。
車両によっては最初からヘッドライナーに布地のカバーが掛けられていることがあります。そんな時は既存のカバーを取り外しましょう。私たちのバンのヘッドライナーは布地のカバーではなくカーペットのような素材で覆われていましたのでこの作業は必要なく元からあるカーペット上に布地を貼り付けるだけで作業はうまくいきました。
カバーにする布地を買う前に、ヘッドライナーの寸法を計ってどのくらいの生地が必要か確かめておきましょう。布地を裁断する時などに間違ってしまうこともあるので、必要な寸法より1メートル以上は余分に購入しておきましょう。
ヘッドライナーをカバーするのに4mの布地を購入しました。選んだ布地の値段は1mあたり600円でした。布地屋さんの品揃えはとても豊富で、自分好みの色やデザインを自由に選べます。ヘッドライナーのカバーにはフリースのような伸縮性のある素材が良いという話しもありますが、私たちが選んだ伸縮性のない普通の布地だったのですが問題なくヘッドライナーのカバーに使えました。
私達が購入した布地の幅は1メートルだったのでヘッドライナーをカバーするには幅が足りず2枚の布地をつなぎ合わせなければなりませんでした。布地の端っこには葉っぱのデザインが無かったのでつなぎ目はあまり目立たないようにできました。ヘッドライナー全体を覆える幅の布地が見つかれば作業はかなり簡単になります。
布地はスプレー式接着剤でヘッドライナーに接着します。普通の接着剤を使うと生地が汚れて黄色に色移りしてしまうので使わないで下さい。もう一つ、スプレー式接着剤は廉価品ではなくホームセンターで手に入る一番強力なタイプを選んで下さい。廉価品は接着力が弱いのでしばらくすると生地が剥がれてきます。安いスプレー式接着剤を購入しないよう注意してください。私たちは2缶購入したのですが結局は足りませんでした。皆さんは最初から3缶購入しましょう。
スプレー接着剤で布地をヘッドライナーに貼り付ける前に、準備が全部できていることをよく確かめましょう。一度ヘッドライナーにスプレーを吹き付けたら、数分間で布地を全部きちんと貼り付けなければいけません。
こまめに少しずつ布地を貼り付けていくのが安全です。例えば、最初はヘッドライナーの幅が10cm程度のスペースに接着剤をスプレーを吹き付けるところから始めると上手くいきます。スプレー接着剤を同じところに2~3回吹き付けてから、布地を貼り付けます。この時、手で布地を滑らかに伸ばしてシワやダマが残らないように注意しましょう。
その後、次の10cmに移動します。全体のヘッドライナーを覆った時にミラーなどの取付口が隠れてしまっても心配しなくとも大丈夫です。取付口を覆った布地は後から切り込みをいれれて開口部を開ければミラーなどの部品は取り付けられます。
なお、ヘッドライナー全体に布地を貼り付けると、乾くまでに約20分くらいかかります。
ヘッドライナーをひっくり返して、貼り付けた新しい布地を床に向けます。裁ちバサミなどを使ってヘッドライナーの周りの余った布地を切り取ります。余分な布地はぴったりとは切り取らず2cmから3cmは余らせておきましょう。次の作業で使います。
2cmから3cmほど余らせた布地をスプレー式接着剤を使ってヘッドライナーの裏側に貼り付けます。この作業をヘッドライナーの周り全体で行って下さい。ヘッドライナーの角の部分では、裁ちバサミでヘッドライナーの角に合わせて生地に切り込みを入れると、角に合わせて布地を折って貼り付けることができます。この作業をすることによってヘッドライナーの周りが綺麗に貼ることができます。
ヘッドライナーのミラーやサンバイザーなどの取り付け口を覆っている布地に裁ちバサミなどを使って開口部を作ります。取付口の中央から外周の角に向けてX形に切り込みを入れます。切り込みを入れた布地はヘッドライナーの裏側に接着します。全ての取付口でこの作業を行って下さい。
布地を貼り付けた接着剤が乾いて用意ができたら、取り外したヘッドライナーをもう一度車内に取り付けます。取り外した時同様まずヘッドライナーにピンが付いてるので車体に取り付けます。その後ミラー、アシストグリップ、サンバイザーを取り付けます。複雑な形をしていて取り付けはちょっと大変なので、取り付け中にヘッドライナーを支えてくれる人がいると作業がずっと楽になります。
作業手順を一つずつ丁寧に紹介しました。愛車のヘッドライナーのカスタマイズを考えている方の参考になれば幸いです。
番時間がかかります。
好みの布地でカバーしたヘッドライナーは苦労して自分たちで完成させた車内のカスタマイズの中でも特に気に入っています。作業には約5時間ほどかかりました。私たちはこの種の作業の経験が無かったし、スプレー式接着剤を使ったこともありませんでした。完成から4カ月が立ちましたが、改造したヘッドライナーは布地が剥がれたところもなくきれいなままです。やはり強力なスプレー式接着剤をたっぷり使って布地を貼り付けるのが一番大事なポイントのようです。
布地:2400円
スプレー式接着剤(2缶):1910円
合計=4310円
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