車中泊仕様の内装をカスタマイズする時はカーテンをどうするかにも注目して下さい。バンライフを快適に過ごすには車内のカーテンがとても重要です。特に夜になり車内でくつろぐ時や就寝時のプライバシーを保つのにはカーテンがとても重要です。
バンライフで愛用している日産キャラバンを自分たちでカスタマイズする時に、ウィンドウにフィットする既製品のカーテンをまずは探しました。でも、かなり高くつくし配色も地味でつまらないと感じました。そこで、自分たちで車内用のカーテンを自作してみました。出来栄えにはとても満足しています。コストを低く抑えて自分たち好みの車中泊用カーテンの自作方法を紹介していきます。
カーテンを作り始める前に、まずはカーテンを取り付ける場所の寸法をちゃんと測りましょう。カーテンはバンのウィンドウよりも大きくしないといけません。ウィンドウガラスの寸法を測らないよう注意して下さい。プライバシーをキチンと守りたいなら、念のためにカーテンを少し長くしておくと良いでしょう。
取り付け場所をキチンと測ったら、次は各カーテンの図面を作って正確な寸法を確かめておきましょう。バンの車内でカーテンを取り付けたかったのは、バックドアのウィンドウ、スライドドアのウィンドウ、運転席と後部座席の間の3カ所でした。3箇所とも2枚のカーテンを使って両開きにしたかったので、合計6枚のカーテンの図面を準備しました。
どのカーテンも縫製のために何センチか布地を余らせます。カーテンレールにつながない方は1cmほど余らせた布地を折り返してミシンで縫いました。カーテンレールにつなぐ方は3cmほど布地を余らせました。でもこれではレールとの間に余裕がなくて、カーテンのスムーズな開け締めがしにくくなりました。カーテンレールに取り付ける方は4cmか5cmは布地を余らせておいて下さい。
各カーテンの図面を作って寸法も確かめたら、何メートルの布地を購入するか見積もりを立てましょう。
布地の専門店ではメートル単位で布地を買えます。自分好みの色やデザインを自由に選べますし、必要な分だけの布地が買えるのでとても便利です。素敵なデザインが多すぎて迷ってしまうのが最大の悩みでした。見た目にこだわらなければ1メートル500円の布地もありますが私たちは1メートル900円くらいの布地を買いました。
カーテン用の布地を選ぶ時は必ず布地に遮光性があるかどうか確かめて下さい。日差しを遮り、夜間に外から車内の人影が見えないようにするのはとても大切です。店頭で布地を光にかざして遮光性を確めました。好みのデザインの布地と遮光性のある布地を別々に買って縫い合わせる人もいますが、それではコストが倍になってしまいます。
計算では3mくらいの布地が必要でしたが、念のため4m分の布地を購入しました。
次の作業は寸法通りに布地にマークを付けての裁断です。裁ちバサミを使うと作業が楽になるのでオススメです。私たちはダイソーで裁ちバサミを買いました。裁断の前に寸法が正しいか繰り返し確認しましょう。間違った寸法で裁断したら布地屋さんに戻って新しい布地を買いなおす羽目になっていしまいます。裁断前にはきちんと寸法を確かめておきましょう。
手縫いでもミシン縫いでもカーテンは縫製できます。ミシンを使ったことがなければ時間はかかりますが手縫いでも大丈夫です。縫製してくれるお店もありますが、問い合わせてみたらカーテン1枚の縫製料金は3000円でした。お友達やご家族にミシンを使える方がいらっしゃれば、お願いしてみましょう。私たちは母に縫製を手伝ってもらいました。
場所ごとに別の長さのカーテンレールをそれぞれ100円で全部で4本ダイソーで購入しました。バックドアのウィンドウに2本、サイドドアのウィンドウに1本、運転席とバン後部の間に1本使いました。カーテンレールは金属ワイヤー製でプラスチックカバーが付いています。必要な長さに応じてカットすることもできます。
カーテンをカーテンレールに差し込んでから車内にカーテンレールごと取り付けるのが次の作業です。このやり方だとカーテンはカーテンレールから簡単には取り外せなくなりますが、しっかりと取り付けることが出来ます。しかしカーテンを洗濯したい時などはネジを取り外しカーテンを取り外すことができます。
カーテンレールを車内の木製パーツに取り付けるのはとても簡単でした。バックドアは金属部分に取り付け用の小さな穴を開けました。キッチンとバン後部間のエリアでは、布地を貼り付けたヘッドライナーにカーテンレールを引っ掛けたらうまく行きました。ヘッドライナーに電動ドリルで取り付け用の穴を開けずにすみました。
上下だけでなくカーテンの真ん中も壁に固定したいときは、ハトメパンチを使うと良いでしょう。ダイソーで買いましたが使い方は簡単です。カーテンの中間を固定すると、隙間ができたり、外から車内が見えてしまう心配が無くなります。
日中にカーテンを開けておく時に使うカーテンホルダーも買えますが、デザインがこのみではなかったので自作してみました。ダイソーで買った小さなフックと麻ひもで作りました。自作のカーテンホルダーは便利ですし、とても安上がりにもなりました。
カーテンが真ん中でぴったり合わないこともあります。カーテンレールに付いてきた小さなクリップでカーテンを留めたので、夜のプライバシーもちゃんと守れています!
車内用カーテンの自作は思ったより簡単で、これまでやった事が無かった作業も上手くできました。費用も安くすみましたし、布地のデザインも自分たちで選べたのでとても満足しています。
カーテンの自作には2日かかりましたが、ミシンを使えれば一日で済むかもしれません。作業では布地の裁断と縫製に一番時間がかかります。
カーテンレール4本: 440円(100均)
麻ひも: 110円(100均)
カーテンフック: 110円(100均)
裁ちバサミ: 220円
布地: 4520円
合計:5400円
このブログが皆さんのお役に立てば嬉しいです。