私たちは二人ともオンラインで仕事をしているので、仕事用のノートパソコンや携帯電話、ポケットWi-Fiデバイスを充電しなければいけません。でも自分たちでキャンピングカーを作り始めるまで、どうやったら車中泊の電源を常時確保できるのかはっきりした事は分かりませんでした。ふたりとも素人だったんです。
車内の電源システムを作る時に一番大切だと考えたのは、外部の電源に頼らず電力を車内で自給することでした。
何らかの施設の商用電源のコンセントにプラグを差し込んで充電するのはやめようと考えていました。キャンプ場のコンセントで充電すると料金は3500円くらいですし、オフグリッドなら環境への負荷を減らせるからです。
私たちのバンの電源システムは2つになっています。キャンピング用にバンをカスタマイズした時に最初の電源システムを設置しました。でも二人ともネットで仕事をしているので、ノートパソコンを充電するには電力が足りないことが分かりました。新型コロナウィルスの外出自粛期間中に徳島県内で宿泊していた時、もう一つの電源システムを追加するだけの時間を作れました。
今回のブログ記事では、バンの車内で使っている2つの電源システムを紹介します。一人旅だったり、かなりの電力が必要な炊飯器やノートパソコンなどを使わないカップルなら、電源システム1で十分です。オンラインで仕事したり、電力をたくさん使う機器があるなら電源システム2が役に立つと思います。
こんな人におすすめ: 一人旅の人/電力をあまり使わないカップル
ポータブル電源は大型のバッテリーで家庭用電気(AC)のコンセントやソーラーパワー、車のシガーソケット(DC)から何度でも再充電できます。日本では数社がポータブル電源を販売していて、国内で有名なブランドはJackery、Suarki、Bluetti、EcoFlowなどです。ポータブル電源に充電できる容量はそれぞれ違うので必要な容量のポータブル電源を選びましょう。メーカーのウェブサイトやamazonの商品紹介リストなどでは、携帯電話やノート型パソコンなど様々なデバイスを何回充電できるかを図表などで紹介しています。
ポータブル電源はかなり高価な買い物ですが車内でいつでも気軽に電気を使いたいのなら値段分の価値は充分にあります。ガソリンを使う発電機はかなりの騒音を出してしまいます。走行しながら充電できるサブバッテリーシステムも考えました。でもバンのオフグリッド化を目指していたので一番環境に優しいポータブル電源を選びました。
車中泊の電源システム1で使っているポータブル電源は「Jackery 700」です。
ソーラーパネルでポータブル電源を充電できます。Renogyの容量100ワットのソーラーパネルでJackery700ポータブル電源に充電しています。Renogyのソーラーパネルは取り付け用の穴が多くて、バンのルーフに簡単に取り付けられれるところが気に入っています。
Jackery700の最大充電容量は80ワットです。晴れた日には65ワットの電力をソーラーパネルで発電してポータブル電源に充電できます。無料で充電できるという利点から太陽エネルギーで発電するのが一番好きです。曇りの日もソーラーパネルで発電できますが、もちろん晴れの日の方がたくさん発電できます。
ソーラーパネルとポータブル電源を接続するのにはMC4 – 8MMケーブルというケーブルを使っています。ケーブルを選ぶ時は購入予定のソーラーパネルの電極に適合したケーブルかしっかりと確かめましょう。amazonの商品リストやメーカーのウェブサイトに詳しい説明があるので、よく見てから購入を決めて下さい。
バンのルーフに取り付けたソーラーパネルに接続した MC4 – 8MMケーブルは長さが足りないので、そのままでは車内のポータブル電源まで届きません。そこでDC MM延長ケーブルを使ってポータブル電源にソーラーパネルから充電しています。
DC MM延長ケーブルの紹介はこちらにあります。
バンのルーフトップには剛性の高いタイプとフレキシブルタイプのソーラーパネルが取付可能です。私たちは色々な製品レビューなど読み比べて、剛性の高いタイプのソーラーパネルを選びました。剛性の高いタイプのソーラーパネルの取り付けにはルーフキャリアを使います。Innoのルーフキャリアを使っていますが、取り付けはとても簡単です。
こんな人におすすめ:ネットで仕事をしたり電力を多く使う一人旅の人やカップル。
EcoFlow Deltaもポータブル電源の一つで、Jackery 700よりも容量が大きいので電源システム2 で使うことにしました。13台のデバイスを同時に充電できて、商用電源のコンセントにつなぐと1時間で80%まで充電できます。EcoFlow Deltaなら消費電力が大きいドライヤーやたこ焼き器、電子レンジなどの家電製品も使えます。EcoFlow Deltaにはソーラーパネルから直接充電するためのケーブルが全部付属しているので、別にケーブルを用意する手間がかかりません。
EcoFlow Deltaポータブル電源には最大400ワットの電力をソーラーパネルから充電できます。でも私たちのバンのルーフには400ワット相当のソーラーパネルを設置するスペースはありません。そこでRenogyの100ワット相当のソーラーパネル2枚をルーフトップに追加しました。発電できる電力は最大で200ワットで、晴れた日には170ワットほど発電できるので満足しています。
ソーラーパネル2枚の接続にはパラレルコネクタを使います。100ワット相当のソーラーパネル2枚をパラレルコネクタで接続して合計200ワットの電力供給が簡単にできるようになりました。
以前にも紹介したことがありますが、Inno のルーフキャリアの内側に穴を開けて、ソーラーパネルをステンレス製のボルトで取り付けました。Inno のルーフキャリアのバンのルーフへの取り付けはとても簡単で、製品のクオリティもとても高いと感じています。
With the work up to this point, you can easily create a power supply system in the car, and you will be able to use and charge various devices.
As you may have seen several times in the videos on our channel, there is an outlet inside the van. A friend of our electrician helped with the installation. Now, if you can connect to an external power source, you can use electricity just by plugging it into an outlet in the car, just like at home.
I’m really glad that the outlet made it convenient. But to be honest, I often camp in places where there is no power supply, so I don’t use outlets much. Sufficient power can be used with the combination of a solar panel and a portable power supply. But if you camp more often in a place where you can connect to a power source, I think you will be able to use the outlet in the car more conveniently.
ソーラーパネルの電力でバンの中で使えた機器を紹介します。
このブログ記事がキャンプ用のバンを自分でカスタマイズして、ソーラーバネルを使った電源システムも作ろうと考えている皆さんの参考になれば幸いです。
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