四国で4か月間、キャンピングカーと日本の古民家での滞在を存分に楽しんだ後、次の目的地を決める時がやってきました!6月終盤の四国の気候は蒸し暑いので、バンの中で快適に過ごすのが少し厳しくなってきたんです。
元々の予定では四国の次に九州へ行くつもりでしたが、なにせ九州も夏の間すごく蒸し暑くなるんですよね。
そして私たちは、色々な選択肢を吟味した結果、日本の最北端の北海道に向かうことにしました!行き方を調べるうちに、京都府の「舞鶴」から北海道の「小樽」行きのフェリーがあることを知りました。片道21時間の長旅でしたが、料金を加味した上でチケットを購入しました!
今回のブログでは、京都府から北海道行きフェリー(舞鶴~小樽)に乗ったときの体験談を共有したいと思います。
私たちはなるべく安く料金を抑えたいと思っているので、本州から北海道にキャンピングカーで行く場合の主に2つの方法について調べました。
選択肢1:運転
車のサイズによって変わりますが、運転にかかる主な費用はガソリン代や高速などの有料道路の料金です。西日本から運転することになるため、移動距離がかなり長く、誰かと運転を交代しながら行かないとかなり厳しいです。
選択肢2:フェリーに乗る
本州から北海道に行く船は割と沢山あります。関西圏からですと舞鶴からフェリーで行く方法が一番人気です。また、関東圏は新潟からフェリーに乗る人が多いですね。
車で運転する費用とフェリーの値段を比べると、断然フェリーの値段の方が安かったです。なので、最終的には舞鶴から小樽行きのフェリーに乗ることにしました。フェリーに乗ってしまえば一日中運転する必要が無いので、リラックスして移動するには最適の方法だと思いました!
フェリーの利用料金は、乗客2名とキャンピングカー1台(日産キャラバン – 5m未満)で合計55900円でした。
フェリーの出航予定時刻は23時50分で、私たちは舞鶴港に約2時間前に着きました。フェリーの中にどんなご飯や飲み物があるか分からなかったので、近くのセブンイレブンでカップラーメン、お菓子、おにぎりや飲み物を買い込みました。
船内には、ごく限られた食事の種類しかなく値段もそこまで安くなかったので、船に乗る前に買い物をしていて良かったと感じました!
車両を乗せる必要がある乗客も皆、徒歩の旅客ターミナルから乗船しなければなりません。車を乗船させる間は、運転手のみが車内に残ります。船内にはレセプションエリアがあり、指定されたベットルームに向かう前に落ち合うことが出来ます。
私たちは一番安いチケットを買ったので、ベットが合計12台ある相部屋になりました。幸運なことに、私たちの部屋には他に乗客が誰もいなかったのが嬉しいサプライズになりました。部屋のベットは、それぞれにプライバシー保護の為のカーテンが取り付けられているので、部屋に他の人がいてもさほど気にならない造りになっています!
各ベットにはブランケット、枕、本を読むためのライト、コンセントが用意されています。また、それぞれのベットには収納棚もあり、荷物や買い込んだ大量のセブンイレブンのお菓子を収納することも出来ちゃいます!
ベット自体もとても快適で、最高の睡眠を取ることができました。
個室を予約することも可能ですが、もちろん割高になります。
バスルームは私たちの部屋と同じ階の、徒歩約30秒の場所にありました。とてもきれいで清潔感があり、トイレにはウォシュレットと暖房便座がついていました。そこには石鹸もあり、コインランドリーも使うことができました。
バスルームのすぐ近くにゴミ箱があり、簡単にゴミを捨てに行くことが出来ました。
上の階にあるレストランの近くに、フェリーに乗る人なら誰でも無料で入れる大浴場があります。石鹸やシャンプー、コンディショナーも常備されています。
この大浴場には海を見渡せるとても大きなガラス張りの窓があり、フェリーの旅の中でも特に気に入ったポイントです。お風呂につかりながら、素晴らしい海の景色を堪能できて最高でした!タオルは用意されていないので、必ず持参してください!
レストランは朝食、ランチ、ディナーの決まった時間帯に営業しています。船内にはもう一つ高級そうなレストランがありましたが、私たちが乗った時には閉まっていました。私たちは一度だけレストラン内でうどんとカレーを食べました。量はある程度あり、味は及第点といったところでした。
船内にはお土産や雑誌、お菓子などを売っているお店もありました。営業時間が短いので、通りかかった時にいつも開いている訳ではなかったです。
野外デッキがあり、海の香りを楽しみつつ外の景色を堪能することが出来ます。
座敷スペースでゆっくりとくつろげます。
カップ麺、アイスクリーム、ビール、ソフトドリンクなどを販売する自動販売機があります。
ベットルームの近くには給湯室があり、熱いお湯が出る湯沸かし器があったり、お皿を洗ったりすることができます。
今回利用した、舞鶴から小樽行きの新日本海フェリーは楽な気分で移動できて大満足でした。これから車で北海道に向かう人には是非おすすめしたいです。フェリーの中も私たちが想像していたより快適でとても綺麗でした。まさか無料の大衆浴場があるとは思わなかったので、それもラッキーでした!
今回は、天気が良かったため船酔いすることも無かったです。北海道に滞在中、同じフェリーを使った人に何人かお会いしました。天候が悪い場合、大浴場をはじめとする船内の様々な施設が閉まってしまうそうなので、そこには注意してください。
私たちは世界中を旅する中でも、フェリーに良く乗ります。今まで乗ってきた色々なフェリーと比べても、外国にいける程の距離でこの値段はかなり安いです!
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