今年の初め、私たちはyahooオークションで14年間使い古された日産キャラバンを購入しました。そして一か月かけて、夢の移動できる小さな家に改造したのです。正直に話すと、私たちは車中泊生活やDIYの経験があまりない状態で、さらにはバンライフの計画も立てず、このバンの改造をスタートしました。
4週間もの間、昼夜関係なくバンの改造に明け暮れ、完成後には47都道府県をめぐるという大きな目標を掲げ、日本一周の旅に出発したのでした。そしてたくさん車中泊での失敗をしてきました。私たちはこの1年間、ほぼ毎日バンで旅をし、バンでの宿泊日数はのべ200泊を迎えようとしています!
365日フルタイムでバン生活を送るなかで貴重な経験や知識を手に入れたとともに、もちろん様々な失敗もしてきました!今回のブログでは車中泊生活をする私たちがシェアしたい5つの大きな改善点・失敗をご紹介します。この経験をシェアすることによって、これからバンライフや車中泊してみようと考えている人たちの助けになり、私たちと同じような失敗を回避できることを願っています!
日本でもほとんどのキャンピングカーは「ハイルーフ」で設計されており、バンの中でも立ち上がることができる程の高さがあるものがほとんどです。私たちはよく、なぜハイルーフのバンを買わなかったのかと聞かれますが、理由は正直にいうとコストの問題でした。
ハイルーフのバンは普通のバンと比べてコストが高く、その時の私たちでは購入できるほどの資金がありませんでした。2020年の間に日本中を旅するという夢を実現させるため、どんな小さなお金でもコツコツ貯金してきました。
2019年の末に2か月間、Shotaは工場でベーコンの箱詰め作業をしてバンを買えるだけのお金を貯めていました。
私たちにとってハイルーフは贅沢なものでしたが、もしお金に余裕があり、これから長く車中泊生活を送ろうと考えているのであれば、車内で立つことができる程のハイルーフバンを買って損はないと思います。
私たちは狭いバンのスペースで過ごすのにも慣れてきて、今のバンには満足しています。狭い道を走るのにも便利ですが、やっぱり新しくやり直す機会があるなら、天井が高いバンの方が良いなと思います!
私たちがDIYキャンピングカーでの旅に出発した時、一つ大きな間違いをおかしてしまいました。それは、バンの中の収納スペースをいっぱいにしてしまったことです!新しい服や旅の道具、お土産などを道中で買うのは必須で、すでに収納スペースがパンパンになっていると、追加の物をどこにも置けなくなってしまいます!
今では約70%以内に収納をおさめるようにして、スーパーに食材を買いに行った時、大きなお米の袋やビールの箱などを保管できるスペースを確保しています。
コインランドリーで洗濯した後の衣類をしまうときでも、収納スペースにいくらかの空きがあれば、きつく詰め込まなくても楽に片づけることができます!
キャンピングカーで旅をするときは本当に必要なものしか積めないので、持っていくものの利便性や耐久性が重要になってきます。例えばまったく機能性のないレインコートを持っていくと、雨の日に濡れてから乾くまで時間が掛かり、バンの中がジメジメしてしまう危険性があります。
バンの中にあるアイテムは日常的によく使用するものばかりですので、できるだけお金をかけて、しっかりとした機能性と耐久性が保証されている品質のものを購入するのがいいと思います。
車中泊を始めて気づいた失敗の一つが、ルーティーンを決めていなかったことです。バンでの生活は、一軒家やアパートでの生活とは大きく異なるので慣れるまでに時間がかかることが多いです。また、料理や洗い物など家に住んでいる時よりも時間がかかる作業もあります。
私たちは仕事と旅行を同時進行で行っていったので、ルーティンを作り、時間を整理するのに何ヶ月もかかってしまいました。ですが、現在はルーティーンを作ったことで生活ははるかに楽になり、日々のストレスが軽減されました。
仕事の日は、通常のオフィスで働いているような形で朝8時から夕方5時まで仕事だけに集中するようにしています。また、「trello」というプランをまとめてくれるツールを使い、毎週やらなければならない仕事をリストアップし、その仕事に掛かる日数を割り振っています。
もし天候が変わった場合、思った通りのルーティーンで過ごすことができなかったり、状況に応じてデスク作業を切り上げ撮影日に変更することもあります。
カップルが毎日バンの中で一緒に生活するのは簡単ではありません!いくら大切な人とはいえ、24時間365日狭い空間で過ごせば、時には喧嘩や口論に発展する可能性は十分にあります。言わずもがな、私たちも時々言い争いをすることがあります!
最近は毎月少しの時間、お互いから離れて過ごすようにしています。一人は2~3泊ホテルに泊り、もう片方がキャンピングカーの中にいたりします。
他にも、数日間キャンピングカー自体から離れ、レンタルハウスのようなより広いスペースで過ごすのもおすすめです。このような工夫で、一人一人がやりたいことに集中し、お互いの時間を有効活用することができると思います。
普段の生活だったら、車中泊ほど多くの時間を共に過ごすことはありません。なので、お互いの関係を良好に保つためにも、時には意識して距離を置くことが大切になってきます!これは本当にもっと早くからやっておけばよかったと思っていることです!
自分たちでも、もう約200日も車中泊の旅をしてきたなんて信じられません。時間があっという間に過ぎていくなかで、この日本という国の隠された名所や特色をたくさん発見してきました。
私たちが今回紹介した車中泊での5つの大きな間違いが、日本や世界のどこかで車中泊を始める人たちのお役に立てたならとっても嬉しいです!