朝、淹れたてコーヒーの良い香りを楽しむのが私たちにとって至福の時間です。キャンプ中でも車中泊の旅をしている時でも、いつも美味しいコーヒーで一日を始めます。
持ち運ぶものは最低限に抑えるのが私たちの車中泊スタイルですが、美味しいコーヒーだけは絶対に外せません!
インスタントコーヒーやコーヒードリッパーとフィルターなど、キャンプコーヒーにはたくさんの淹れ方がありますが、今回のブログでは8つの方法とそれぞれに使う道具を紹介します。
キャンプ中に出来立てコーヒーを作るにはコーヒードリッパーを使うのが、一番お手軽価格で簡単な方法の1つです。通常のお店で見かけるコーヒードリッパーはプラスチックやセラミックなどで出来ているため、持ち運びに便利ではありません。いくつかのキャンプブランドが、この問題を解決してくれるコーヒードリッパーを設計してくれています。
ソロキャンパーやカップル、グループでキャンプする方。ドリップコーヒーは、キャンピングカーや車中泊、バンライフで大活躍します。
マグカップの上にコーヒードリッパーを置き、コーヒーフィルターをセットします。フィルターに大さじ2~3杯のコーヒー粉を入れ、すこし叩いて表面を平らにします。
お湯を沸かし、沸騰しそうになったら火を止め、セットしたコーヒー粉の上から円を描くようにお湯を注ぎ始めます。フィルターにお湯が溜まっていきますが、フィルターから溢れないように注意してください。粉がそのままコーヒーに入ってしまいます!
ちょうどいい量になるまで、2~3回繰り返しお湯を注ぎます。あとはコーヒードリッパーを取れば、淹れたてコーヒーの出来上がりです!
私たちは、Riversというブランドの、コンパクトに収納できる高品質なシリコン製のコーヒードリッパーがお気に入りです。
スノーピークのコーヒードリッパーは日本のキャンパーの間で特に人気です。
ステンレスで出来ていますが、使わないときは折りたたんで収納することができて非常に便利です。
日本ブランドのカリタが作るコーヒードリッパーは世界中でも大人気です。
そこまでコンパクトではありませんが、バリスタが作ったようなコーヒーを楽しみたいなら、カリタのウェーブシリーズがおすすめです。サイズは2種類から選べます。
先ほど紹介したコーヒードリッパーを使う場合は、フィルター紙が必要になります。ペーパーフィルターはコーヒーを抽出するために使われます。紹介した方法でドリッパーのみを使用するとコーヒーの粉が混ざってしまいます。
直火式エスプレッソメーカーまたはモカエキスプレスは、濃いエスプレッソスタイルのイタリアンコーヒーを作ることができます。お湯をいくらか足せばアメリカンコーヒーにもできます。
エスプレッソメーカーの良いところは、コーヒーのペーパーフィルターを購入する必要がなく、独自の組み込み型の金属フィルターを通してコーヒーを作れること。
エスプレッソメーカーはほとんどがアルミニウムなので、焚火の上に置いてコーヒーを作ることもできますが、取っ手がプラスチックで出来ているのであまりおすすめしません。(溶けてしまうかもしれないので)
濃いエスプレッソスタイルのコーヒーが好きな人。エスプレッソメーカーは色々なサイズがあり、自分に合ったものを選ぶことができます。
エスプレッソメーカーには、一番下層にある水を貯めるボイラー部分、真ん中にはコーヒー粉を入れるバスケット部分、トップには、抽出されたコーヒーを貯めるサーバー部分があります。
まず底にあるボイラー部に水を入れます。次に、真ん中のバスケット部分にコーヒー粉を入れ、ボイラーの上に取り付けます。トップのサーバー部分をしっかりと取り付けたら、エスプレッソメーカーを弱火の上で加熱します。
お湯が沸騰したら、水蒸気が真ん中のフィルターになっているバスケット部分を通り、一番上のサーバー部分にコーヒーがぷくぷくと泡立ちながら抽出されていきます。コーヒーを淹れるまでには約6分~10分かかります。
ビアレッティは、世界一使いやすいエスプレッソメーカーとして名高く、漏れもなく何世代にもわたって使うことができます。
今回私たちは、6カップサイズの直火式エスプレッソメーカーを購入しました。水を追加せず飲むなら、1人分にちょうどいいサイズです。
コンロはそれぞれデザインが違うため、直火式エスプレッソメーカーが小さすぎて、コンロに置くことができない場合があります。
対策として、鋳鉄製のエスプレッソメーカー用プレートを使うのがベストだと思います。
インスタントコーヒーはクオリティーが落ちますが、間違いなく最速で場所も取らず、簡単で、キャンプにはかなり良い選択肢の1つです。
すぐにコーヒーが飲みたいなら、手間いらずのインスタントコーヒーでも十分良いと思います。
ハイキングやサイクリングをする方、なるべく荷物を減らしたい方、コーヒーを淹れるのが面倒だったり時間がない方など。
ほとんどのインスタントコーヒーには作り方の説明が書いてあります。主にコーヒーの粉にお湯を混ぜて溶かせば、すぐに飲むことができます。
スターバックスのインスタントコーヒーを初めて飲んだ時、その美味しさにとても驚きました。
パッケージがとても小さく、ハイキングにもピッタリです。
日本で広く愛されているコーヒーブランド「ブレンディー」は、キャンプやバンライフに最適なインスタントコーヒーをお手頃価格で提供してくれます。
フレンチプレスのコーヒーメーカーは大体ガラスで作られていて壊れやすく、キャンプには不向きだと思われがちです。しかしここ最近では、耐久性のある設計のフレンチプレスも続々登場しています。
2人以上のグループ、キャンピングカーに乗っている方、車中泊をする方、車でキャンプをする方
やかんでお湯を沸かし、フレンチプレスのフィルターがついている蓋を外します。コーヒー1杯につき、コーヒー粉を大さじ1.5杯程度をフレンチプレスに入れます。
フレンチプレスを熱湯で満たし、蓋についているフィルターのつまみを引き上げている状態のまま元に戻します。5分ほど待ってからゆっくりとフィルターがついているつまみを押し下げます。つまみを下げきったら完成です。
スノーピークから出ているフレンチプレスは、チタン製で軽量なので、キャンプでよく使われています。
こちらのフレンチプレスは一度に3杯分のコーヒーを淹れることができます。
このマグカップは、上記のフレンチプレスと同じような仕組みです。カップ自体にフレンチプレスの機能がついており、コーヒーを抽出したら、そのまま飲めます。保温機能が付いているものなら、長い間温かいコーヒーを楽しむことができます。
ソロキャンパー、カップル、キャンピングカーに乗る方、車中泊をする方。
やかんでお湯を沸かし、フレンチプレスのプランジャーが付いたフタを外します。コーヒー粉を大さじ1.5杯程度コップの底に入れます。フレンチプレスを熱湯で満たし、プランジャーを引き上げた状態のままフタをします。5分ほど待ってからゆっくりとプランジャーを押し下げます。
プレンチプレスは、カップの底にコーヒーを絞ったかすが詰まってしまうので、掃除をするのが少し面倒です。なので、飲み終わった後すぐにカップを洗い流せる場所での使用をおすすめします。
ボダムのフレンチプレスカップは金属製で保温性もあるので気に入っています。
カップは持ち運び可能なのですが、漏れ防止機能は付いていないので、必ず立てておくようにしてください。カップの色は3種類あります。
日本では、スーパーなどで1人用のドリップパックコーヒーをよく見かけます。毎朝自宅で簡単にコーヒーを淹れることができるので人気なようですね。
1人用のドリップパックコーヒーはとても軽量でコンパクトなため、キャンプなどにも便利です。
インスタントコーヒーよりも本格的なコーヒーを淹れることができるので、コーヒー好きとしてはかなり重宝しています。
ソロキャンパー、カップル、キャンピングカーに乗る方、車中泊をする方、車でキャンプをする方
ドリップパックコーヒーのお湯の注ぎ口を開け、コップの上にセットします。お湯を沸かし、ドリップパックの注ぎ口にお湯を注ぎます。一度にたくさんお湯を入れすぎると、コーヒーの粉がコップの中に入ってしまうことがあるので注意してください。ドリップパックのお湯が下に落ちたら、パックを外して飲むだけです。
スターバックスのドリップパックコーヒーは様々な香りや味のコーヒーを取り揃えています。
決して安くはありませんが、個人的にかなり好きな味です。一杯100円ほどで飲むことができます。
UCCはアマゾンジャパンでも人気のコーヒーブランドで、良い評価も多いです。
かなりお手頃価格で、一杯22円ほどで飲むことができます。
パーコレーターは、何世代にもわたって使われてきた、伝統的なキャンプでのコーヒー作りの方法です。両親や祖父母がキャンプをしていた人なら、パーコレーターでコーヒーを淹れていたのを覚えているかもしれません。
パーコレーターには、コーヒーの粉を入れる細長い金属製の柱がついたバスケットがついています。水が沸騰するとその蒸気が上のコーヒー粉に浸透し、コーヒーが抽出されます。
少人数〜大人数のグループ
バーコレーターの蓋とバスケットを外し、ケトルに水を入れます。バスケットにコーヒー粉を入れます。(1カップにつき約大さじ1)蓋を閉め、沸騰するまで弱火で加熱します。
ケトルの中からぐつぐつと音がなりだしたら完成です。小さなガラス窓からコーヒーの濃さを確認できるものもあります。
スノーピークのバーコレーターはステンレス製で、6カップほどのコーヒーを作ることができます。
折りたたみ式の取っ手がついているので、とても収納が楽です。また焚火でお水を沸騰させることができます。
ファーバーウェアのバーコレーターはアメリカ合衆国ですごく人気があり、8カップほどのコーヒーを作ることができます。
ステンレス製で、食洗器でも使用でき、amazonでは12,000件以上のレビューがあります!
エアロプレスは革新的で、過去数年でとても人気のあるコーヒーの抽出方法です。豊かでなめらかなコーヒーを作れるのが特徴です。また、非常にコンパクトで簡単、なおかつ綺麗にコーヒー粉を圧縮してくれます。この方法はキャンプや旅行客の間でとても人気があります。
1人から2人、キャンピングカーに乗る方、車中泊をする方、車でキャンプをする方
エアロプレスにはいくつか抽出方法がありますが、もっとも一般的な方法を説明した動画を下に載せておきます。
エアロプレスを使用すると、最小限の労力で最高のコーヒーが作れます。
私たちは沢山のキャンプサイトを見ていますが、エアロプレスが近年、キャンプで一番人気なコーヒーの淹れ方のようです。
エアロプレスは専用のコーヒーフィルターが必要です。エアロプレスを購入する際、大体いくつかフィルターが付いてきますが、もちろん追加で購入もできます。
コーヒーカップは本当にたくさんの種類がありますが、私たちが個人的におすすめするものをいくつか紹介します。
スノーピークの売れ筋商品の一つでもあるマグカップです。軽量なチタンで出来ており、折りたたみ式のハンドルが付いています。サイズも3種類あります。
350mlサイズのマグカップで、3色から選ぶことができます。1時間ほど持続する保温・保冷機能があります。
私たちはこのサーモスのフラスコを愛用しています。
上記で説明したコーヒーの抽出方法の中でも、いくつかは、水を沸騰させるためにケトルが必要になってきます。これからはおすすめのケトルを紹介します。
軽量かつコンパクトなのに600mlもお水が入る小型のケトルです。アルミ製で、お湯が沸くまでに約3分かかります。
このスノーピークのケトルは最大1.8Lの水を沸かすことができて、グループで大量のお湯が必要な時に役立ちます。焚火で沸かすことも可能です。
挽いてあるコーヒー豆を使う方が便利ですが、特別なコーヒー豆を使用したい場合や、挽きたての香りを楽しみたいなら、コーヒーミルの使用を検討してみてください。
スノーピークのコーヒーミルは高価な半面、評価は素晴らしいです。
特に気に入っているのは、使わないときコンパクトに折りたためることです。
キャプテン・スタッグのコーヒーミルは、アマゾンジャパンで1000件以上のレビューがある人気商品の一つです。
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