私たちのバンをカスタマイズする時に一番大切にしたかったのがぐっすり眠れる環境づくりです。長期的にバンの車内で生活する計画を立てたので、普通に自宅で使っているベッドと同じくらいの寝心地で車内でも眠りたいと考えていました。クッションは就寝時のマットレスに、日中はソファーのクッションになるので、素材の厚みと使い心地のバランスも大切にしました。
キャンピング用のバンを自分でカスタマイズする時のクッションの自作のやり方はいくつもあります。最初に海外で人気の割安な車中泊用のベットマットのやり方を見つけました。オンラインでフォームマットレスを購入して好きなサイズにカットするだけです。でも日本のネットショップで見つけたフォームマットレスは自分でカットするのが難しそうでした。せっかく買ったマットレスのカットに失敗してお金が無駄になりそうで心配でした。
そこでもっと詳しくネットで調べてみるとソフトプレンという日本の会社を見つけました。ウレタンフォームを自分で指定したサイズでオーダーできてる神スポンジ専門店。
このブログの記事では、ソフトプレンさんから購入したウレタンフォームを使ったソファクッションの作り方を、かかった費用と一緒にステップバイステップで説明します。
木製のベッドの土台が出来上がったらまずはクッションを置くスペースの寸法を測りましょう。私たちは土台の端から端までを正確に測りました。バンのバックドアの角のところは直角ではなく丸くなっていますがまっすぐ直角に寸法を測っておいて、ウレタンフォームを裁断する時に余った角の部分を切り取りました。
繰り返し寸法を測って、間違っていないことを確かめておきましょう。
私たちは厚さ5cmのウレタンフォームを選びました。このウレタンフォームは下部が2.5cm厚の硬めのフォームで色はグレー (クリックするとフォームの画像にリンクします) 、上部は2.5cm厚の柔らかめのフォームで色はイエロー (クリックするとフォームの画像にリンクします)の2層構造です。ソフトプレンのウェブサイトでの購入はとても簡単で、注文から4日で大きな箱にしっかりと梱包されたウレタンフォームが届きました。
一つずつクッションの図面を作って、クッションを全部作るのにかかる布地の分量を計算しました。クッションのうち、4つのクッションは上部に1枚、下部に1枚、側面に4枚の合計6枚の布地で作ります。バックドアの近くに置くクッションは角を丸くするので布地を8枚使いました。私達は縫製のため布地の両端を2cm余らせたのですが、私達のクッションカバーは少しぶかぶかになってしまいました。ぴったりフィットした感じにするのなら、両端は1cmだけ余らせておきましょう。
クッションは車内で一日中使いますから、丈夫な厚手の布地を選びましょう。コーヒーなどをこぼした時に布地がベージュやライトグレーの明るい色だと汚れがとても目立ちます。布地のカラーを選ぶ時に気をつけて下さい。セール品だと1mの布地が500円前後のことが多いです。クッション6個分の布地は7mと計算したのですが、念のため8mの布地を購入しました。購入した布地の値段は1mで600円でした。
詰め綿はウールやポリエステル製で布地屋さんで手に入ります。クッションの角を丸く手触りを柔らかくするのに使います。値段は1メートル500円くらいです。私達が詰め綿を購入した理由にクッションカバーの中で2層になったフォームがズレを防ぐため、2層のフォームの間にスプレー式接着剤で接着しその2層の周りにも詰め綿をスプレー式接着剤で接着しました
クッションを作る時には縫いピンとジッパー(チャック)も使います。縫いピンはダイソーで200本購入しました。壊れないように高品質のジッパー(チャック)を購入しましょう。クッションの長さに近いサイズのジッパー(チャック)を購入して、クッションを入れやすいようにしました。私たちのクッションの長さは145cmなので、130cmのジッパーを使いました。
次に、寸法通りに布地を裁断しましょう。普通のはさみではなく裁断用の裁ちバサミを使うと簡単に布地を切れるのでオススメです。裁断が終わったら縫いピンで内側から布地をまとめて留めます。これでクッションの形が上手く出来ているか確かめておきましょう。
クッションカバーを手縫いだと、とても時間がかかります。できるだけミシンを使いましょう。お店でも縫製を頼めますが、かなり高額になります。ミシンが苦手な方は、友達や家族に手伝ってもらうのが一番です。翔太のお母さんがクッションカバーの縫製を手伝ってくれました。
クッションカバーができたら中にフォームを入れてきちんとフィットするか確かめます。次は実際に車内で置いて使い心地を試してみましょう。
クッションカバーを作るのは初めてだったのですが、翔太のお母さんが縫ってくれたので上手く作れました。私たちが必要なサイズのウレタンフォームを注文できたので作業がとても楽になりましたり、仕上がりにもとても満足しています。クッションの使い心地は快適で車内でもぐっすり眠れます。厚さ5cmのウレタンフォームでは足りないかなと最初は心配したのですが、私たちにはぴったりでした。同じようなクッションを作ろうと思っている方にもこの厚さをお勧めします。
日中はバンの中にテーブルを置いて余分なクッションを重ねてソファにしていますが、こちらもとても快適です。
Softprenフォーム: 22,000円
布地: 4800円
詰め綿: 3500円
スプレー式接着剤: 1300円
ジッパー(チャック) 3480円
縫いピン: 220円
合計:35,300円
このブログが、これから車中泊用ベットマット自作を考えている方の参考になれば幸いです!