北海道の南部に位置し、道内で6番目の大きさをほこる町「帯広」。実際に訪れるまでは、あまり帯広のことを知りませんでした。調べてみたところ、帯広は多くのお菓子屋さんが軒を連ねており、北海道のスイーツ王国として知られていることが分かりました。
帯広にある十勝平野は、ジャガイモ、乳製品、砂糖、小麦の有名な生産地として知られる土壌豊かな場所です。十勝地方全域、そして帯広市内に住む地元の人たちは、その豊富な食材を活かし、最高においしいお菓子をたくさん生み出してきました。
地元の人に勧められた帯広市内の人気スイーツ店を丸一日かけて探索してきました。今回は、その際に訪れた5つの帯広スイーツ店をご紹介します。
帯広市・JR帯広駅に直結している「エスタ」東館2Fの観光案内所で、500円のスイーツチケットが手に入るイベントを行っていることがあります。このチケットで、帯広にある約20店舗のスイーツショップの中から、4つのスイーツを試食することができます。
チケットを購入すると、対象の20店舗が示されているマップも配布されます。詳しくはこちらの観光情報サイトをご覧ください。現在イベントを行っているか確認することができます。
1972年にオープンした「クランベリー」は、帯広を代表するスイーツ店で、大きなスイートポテトが有名です。スイートポテトはお店に入ってからすぐ、ガラスのショーケースの中に陳列されています。スイートポテトはグラム単位で値段が決まります。
私たちは陳列されている中でも1番小さいものを選び、値段は1000円ほどでした。1つの値段は高くなってしまいますが、とても大きいので、冷蔵庫に保存すれば数日かけて楽しめてお得だと思いました。
このスイートポテトは、サツマイモにバターと卵を混ぜて焼いています。スイートポテトの底の部分には、美味しいカスタードクリームの層があります。
スイートポテトはしっとりしていてボリュームがあり、一度に少しずつしか食べられませんでした。甘さもちょうどよく、コーヒーにも良く合うと思います。
帯広の洋菓子店「クランベリー」には、小さなカフェや駐車場もあります。アイスクリームやその他のスイーツもあリますが、今回は一番有名なスイートポテトだけ挑戦してみました。
スイートポテトの評価:9/10
公式サイト: http://www.cranberry.jp/
六花亭のお菓子は全国的にも有名ですが、帯広市の本店にもぜひ一度足を運んで欲しいです。六花亭のお菓子は、お花をテーマにしたパッケージでとても綺麗です。
その中でも一番有名なのが、「マルセイバターサンド」です。お店では単品、またはセットで購入することができます。レーズンを混ぜたバタークリームを2枚のビスケットで挟んだこちらの商品は、40年以上続くベストセラーで、衝撃的な美味しさでした!
ほかにも六花亭の本店限定で販売されているスイーツ「サクサクパイ」は、パイの中にカスタード風味のクリームがたっぷり入っているお菓子。焼きあがってから、賞味期限はなんと3時間!それ以降は生地がしぼんでしまいます。
「ストロベリーチョコホワイト」も六花亭の人気スイーツです。ホワイトチョコで覆われたドライストロベリーは、ご友人やご家族へのお土産にもピッタリです。
六花亭は昭和8年創業の老舗店ですが、店内はとてもモダンな雰囲気です。立ったまま食べられるテーブルでスイーツを楽しむこともできます。2階にはカフェもあり、幅広いメニューを楽しむことができます。
マルセイバターサンドの評価:10/10
サクサクパイの評価:6/10
ストロベリーチョコホワイトの評価:8/10
六花亭公式サイト: https://www.rokkatei.co.jp
美しい伝統的な店構えの「高橋まんじゅう屋」では、人気の和菓子、大判焼きを販売しています。
大判焼きの中身といえば、あんこが定番ですが、高橋まんじゅう屋ではチーズ味も提供しています。
地元の人には「大判焼き屋さん」ではなく「たかんまん」という愛称で呼ばれているほどの人気店。
お店で注文するとき、カウンターの後ろで、店主が大判焼きの生地をプレートに流し込んで焼いている姿を見ることができます。パンやソフトクリームなども販売しています。
大判焼き(チーズ)の評価:8/10
豚まんの評価:8/10
柳月も全国的に有名なスイーツ店です。帯広から店舗を全国に展開していて、北海道十勝地方の食材を使った美味しいスイーツをたくさん作っています。
このお店で一番有名なスイーツは、「三方六」と呼ばれるホワイトチョコレートと、ミルクチョコレートで覆われたドイツ風のバームクーヘンです。とってもやわらかく、止められない美味しさで、一気に食べてしまいそうでした!
毎朝9時には三方六の切り落としも販売されていて、1kg500円という破格の値段で購入できます。私たちは朝8時50分に到着したのですが、雨の中、切り落としを購入するために、100人以上の人たちがすでに行列を作っていました。
すでに並んでいる人たちで切り落としは売り切れになると聞いたので、三方六の切り落としを購入したいなら、朝8時ごろには到着しておく必要がありそうです。
柳月の店内にはコーヒー飲み放題のカフェもあるので、暖かいコーヒーを飲みながら一緒にスイーツを楽しむことができます。
三方六の評価:7/10
大福亭 弥生通り店は、帯広の南側にある和菓子店です。日本の伝統的な和菓子である大福と串団子を販売しています。
昔ながらのお店で、季節に合わせた和菓子を提供していました。秋ごろ訪れたので、かぼちゃや栗の入った和菓子がたくさん並んでいました。
私たちは栗大福とかぼちゃ団子を注文しましたが、どちらもびっくりするぐらい美味しかったです。ここは地元のリスナーさんがお勧めしてくれたのですが、来て本当に良かったと思いました。
栗大福 評価10/10
栗大福 評価10/10
今回旅をした帯広には他にも、豚丼やインドカレー、ジンギスカンBBQなど、とても有名なご当地グルメが目白押しです。ですが、北海道の絶品スイーツもやっぱり見逃せません。北海道・帯広を訪れた際には、ぜひスイーツ巡りをしてみてください。
今回帯広で食べた地元の食材を生かしたスイーツは、どれもクオリティーが高く、お店のこだわりがすごく感じられました。
帯広のスイーツは北海道のお土産にもピッタリです。またいつか帯広に訪れて、美味しいスイーツ屋さんを堪能できる日が待ち遠しいです!