道の駅といえば、日本全国に多数ある、ドライブ旅行に欠かせない最高の休憩スポットNo.1。 そんな道の駅で車中泊は出来るのでしょうか?それぞれに独特の個性がある道の駅には、無料駐車場や清潔なお手洗いがあり、地域のガイド的な役割も果たしています。なんと言っても外せないのは地域のお土産や名産品、そしてご当地グルメを提供してくれるカフェやレストラン。
一つとして同じ道の駅はありませんから、施設のデザインも様々です。お手洗いや自動販売機など、ベーシックな施設のみを提供するシンプルな道の駅。または、温泉や博物館、キャンプ場、キッズエリアや美術館など、ありとあらゆるサービスのある道の駅を見てきました。 日本中の高速道路や市街の外れに1000軒以上もある道の駅は、長いドライブの道中に休憩したい人にぴったりの道路施設です。
私たちは現在フルタイムで車中泊の生活をしているので、よく、「道の駅の駐車場で車中泊をしても大丈夫なんですか?」と聞かれます。 何を隠そう、今まで私たちは50泊以上を日本中の都道府県の道の駅で過ごしてきました。ですので今回のブログでは、そんな道の駅での車中泊についての経験談をみなさんと共有できたら良いなと思います。
もしかしたら、道の駅で「長時間のご利用はお控えください」と言った類の看板を見たことがある人も多いかもしれません。こんな看板を見てしまったら、道の駅での車中泊が不安になったり、怖くなったりしても仕方ありませんよね。私たちも最初は、道の駅での車中泊が許可されているかどうか確証がありませんでした。 ですが、さっきも言った通り、私たちは今まで様々な道の駅で50泊以上を過ごしています。そうする中で、車中泊が禁止されていないことがハッキリしたと共に、車中泊をする上でのマナーやエチケットも学びました。
道の駅の営業時間はだいたい午前9時から午後5時あたりまでが基本です。なので私たちは、駐車場が空いてくる営業終わりの時間帯を狙って道の駅に到着するようにしています。こうすることによって、道の駅で買いたいものを買ってから日没まで1−2時間余裕があるようなスケジュールになります。朝は営業開始前に出発するのがベストです。そうすれば、長時間滞在のデメリットである、貴重なお客さんの駐車スペースを使ってしまうのを避けることができます。
道の駅の駐車場で車中泊をする時は、基本的におにぎりのような調理を必要としない食品を選びます。たまに調理をする時は、必ずバンの中だけで調理をすることで周りの方に迷惑がかからないようにしています。道の駅はキャンプ場とは違うので、他の利用者さんを特に常に気にかけるようにしましょう。
まず第一に、お手洗いでの食器洗いはタブーです。お手洗いの中に看板があることもありますし、考えてみれば理にかなっていることです。食べ残しで汚れたシンクで手を洗うなんて、誰だって嫌ですよね!道の駅の駐車場に泊まる時は、使うお皿を少なめにすると良いです。
さらにコツとしては、鍋やフライパンから直接食べる。お皿にラップを被せて食後に剥がして捨てる。カップルならお皿や箸を共有する。ウェットシートを使って食器をきれいにする、などがあります。私たちの場合、汚れた食器をバケツの中にまとめておいて、翌日、公園やキャンプ場を探して洗ったりもします。
当たり前のことかもしれませんが、このルールを守れていない人をたまに見かけます。私たちは常にバンの中で活動をし、できるだけ目立たないように細心の注意を払っています。タープやテーブル、椅子などを設置していると、駐車場をキャンプ場のように扱っている印象を与え、道の駅のスタッフさんに迷惑がかかってしまうかもしれません。
実はそうなんです!どの道の駅でも、私たちの他に最低1組はバンで車中泊をしている人たちがいました。日本で最も車中泊が盛んなのはやはり夏です。シーズン真っ只中には30台以上のバンが停まっていることもありました。
道の駅に泊まっていて安全ではないと感じたことは一度もありません。日本は全体的にとても安全な国ですし、仮に何かあっても防犯カメラがあるので安心です。とは言え、寝る前には防犯のため、必ずバンのロックをかけています。
キャンピングカーやバンで旅行をする人にとって、道の駅の駐車場で車中泊をすることの良い点を挙げてみました: その1:無料で車中泊ができる。 その2:99%の確率で、清潔かつ暖房付きのトイレ・ウォシュレット・手洗い石鹸が利用できる。 その3:自動販売機が利用できる。 その4:観光用ガイド・インフォメーションデスクがある。 その5:大抵の場合、上で紹介したような様々な施設が利用できる。
道の駅の駐車場で車中泊をすることにもいくつかデメリットがあります: その1:食器洗いができない場合が多い。 その2:夜中にトラックや車が出入りし、騒音が気になることもある。耳栓やアイマスクで対策をしましょう。 その3:その2と同じく、道の駅が大きな道路や線路の近くにある場合、これも騒音の原因になる。 その4:遅めの到着、早めの出発が基本。
全てのメリット・デメリットを加味した上でも、道の駅は車中泊に適している場所と言えるでしょう。特に毎日移動をしたり、遅めの到着・早めの出発が多いスケジュールならぴったりです。道の駅オフィシャルホームページで全国の道の駅情報を閲覧するには、こちらをクリックしてください。私たちは主に、道の駅・キャンプ場・その他の場所を転々としている感じです。
とは言ったものの、私たちが車中泊で真っ先に選ぶのは無料のキャンプ場です。二人とも料理が大好きなので、テーブルや椅子をバンの外に設置して、食後すぐに食器を洗えるのがベストです。さらに、日中にはバンの中で作業をする時間を確保しなければならないのですが、道の駅の駐車場ではそうはいきません!