デジタルノマドとは一つの場所からまた別の場所へと移動しながら、オンラインで仕事をする人たちのことです。無料wifiやwifiホットスポットを利用して、カフェやコワーキングスペース、図書館などの共有スペースでノートパソコンを使って仕事をするのが一般的です。デジタルノマドになれば午前9時から午後5時までの定時出勤のオフィスワークを離れて仕事と旅行が両立できます。旅行好きな人にとっては、たまらない魅力があるライフスタイルです。
私も私の彼女も2017年3月からフルタイムのデジタルノマドとして暮らしています。どうやったらフルタイムで旅をしながら生計を立てられるんですかと、よく尋ねられます。このブログ記事では、旅をしながらでも稼げるデジタルノマドのメリットを紹介しつつ、少しだけ風変わりで魅力的なライフスタイルをどうやって実現させるかについて説明します。
もちろん、これがみんながデジタルノマドに憧れる最大の理由です。インターネットに接続できる限り、どこにいても仕事ができます。タイのビーチやグアテマラの火山の山頂でも、その気ならどこにいても仕事ができます。まあ、もちろんあまり現実的ではないロケーションもありますが。でもビーチのハンモックに揺られながらの仕事はとても快適ですよ。
デジタルノマドは自由に移動できるので、常に新しい場所、新しい文化、新しい人々に出会えます。そんな環境にいれば、早く一日の仕事を済ませて新たな場所の探索や新しい人々と触れ合うなど自分がしたいことの為に時間を山のように作れるので仕事のモチベーションが間違いなく高まります。
母国を離れ、新しい言語、新しい都市、文化と出会うのは時にはとても不安になることです。でも、トラブルがあっても何とかして、生活を続けていく見通しを立てていくことで、人として強くなれます。新たな環境で身につけたスキルは、これからのあらゆる人生の場面で困難に立ち向かう助けになるはずです。
もしかしたら、毎日の貴重な2時間を通勤のために無駄にしていませんか?メキシコのビーチでAirbnbで借りた部屋や、バルセロナの街角のカフェで仕事をすれば、大切な時間を毎日の通勤ラッシュで無駄にしなくともよくなります。メルボルンではストリートフォト、ハワイではサーフィン、コスタリカではバードウォッチング、夢中になっている様々なことができる理想の目的地で生活しながら仕事ができるようになります。
数多くのデジタルノマドが世界中を旅しています。世界各国のホステルや日帰りツアー、あるいはミートアップイベントで新たな仲間に出会えます。世界中で友達を作るのは、新しい文化に触れる事ができ、また新たな友好関係が築ける絶好のチャンスです。デジタルノマドになっていなければ、そんな魅力的な人たちとの出会いや、たくさんの貴重な経験は出来なかったと思います。
1つ目は勤務中の旅行を認めてくれる会社でリモートワークで働くことです。今働いている会社がリモートワークを始めているかもしれませんし、リモートワークをしながら沖縄に1ヶ月滞在できないかと相談してみるのも一つの手です。最近では、オフィスの家賃が節約できるのでリモートワーク勤務で社員を採用する企業が増えています。求人サイトなどで、リモートワークが可能な求人をチェックしてみましょう。
2つ目の選択肢は、自営業です。フリーランサーになったり、eコマースストアのようなオンラインビジネスを立ち上げても、旅行に出かけるだけの収入が得られます。自由に時間を使えますが、収入があるかは全てあなた次第なので、簡単なことではありません。フリーランサーになったり、旅行に出かける前には、少なくとも6カ月から12ヶ月は準備の時間にあてて、今の仕事をしながら自分のビジネスの準備を進めるようお勧めします。安定した顧客ベースを確保して、旅行に出発したあとの毎月の生活費をまかなえるだけの月収が得られるように準備を始めましょう。
フリーランスは大勢のデジタルノマドが選ぶ働き方です。でも始める前に、次のような質問をして自分自身の能力をはっきりさせましょう。
フリーランサーとして収入が得られる仕事の方向性が決まったらギグ・エコノミーをサポートするUPWORKやfiverrのようなウェブサイトにあなたができる仕事や自分の職歴などを投稿しましょう。ウェブサイトには求人もたくさん投稿されているので、自分にあった仕事を探して応募できます。
仕事を探していると今の自分のスキルでは不十分と感じることがあるでしょう。そんな時は、興味がある分野のスキルを高めてくれるオンラインコースで勉強できます。オンラインコースで学べる代表的なスキルにはウェブサイト作成、グラフィックデザイン、イラストレーション、ビデオ編集、教育、校正、テープ起こし、翻訳、基本的な会計やカスタマーサービスなどがあります。
私はデジタルノマドになると決めた時、日本語が母国語ですから、オンラインで外国人に日本語を教えることから始めました。英語もできるので初心者の生徒を見つけて教えることができました。日本語教師の資格や経験はなかったのですが、基本的な日本語の文法を英語で説明できたので始められました。その後は良いオンラインの日本語教師になるためにかなり努力し、ここ数年でたくさんの生徒さんの日本語の上達を助け収入を得てきました。
デジタルノマドになるのは簡単なことではありません。フリーランサーや自分で事業を立ち上げて働くには強い決意とモチベーションが必要で、たくさん努力しなければなりません。不安定で少し勇気がいる挑戦ですが、とてもやりがいのある生き方でもあります。冒険をする気持ちがあり、新たな環境に適応していく意思があるのなら、デジタルノマドというライフスタイルはとてもエキサイティングで充実して変化に富んだものになってくれます。2017年にデジタルノマドになって以来、私は一度も自分の選択を振り返って後悔したことはなく、いつも前だけを見て努力しています。